一昔前より、エンジニアがフリーランスとして独立したり会社を興したりしやすい環境になっている。
ただ、将来性について考えると、二の足を踏む人も多いのが現状だ。
独立したエンジニアを見ると、若いほど受注が多い傾向にある。
これは、若いほど多様なプログラミング言語などに対応できる柔軟性があると、発注者が判断するためだ。
逆に40代以降独立したエンジニアに対しては、仕事を振りにくいと考える企業は珍しくない。
一般的な企業に勤めていれば、40歳を堺にマネジメント業務に置かれることが多いため、最新技術に疎くなっていると思われてしまう。
そのため、早くに独立した方が将来性はあると言える。
しかし、サラリーマンと比べた場合の将来性については、人によりけりとしか言えない。
業績が順調な企業であれば、そのまま勤めていた方が、将来性があるかもしれない。
フリーランスへの転身希望が強いのなら早い時期が賢明だが、禁止されている企業でなければ、勤めながら副業するというのも1つの方法だ。
副業の仕方は様々で、友人や知人から案件を紹介してもらう人は少なくない。
また、クラウドソーシングやアフィリエイトブログを利用している人も多い。
フリーランスは通勤時間が無くなったり収入が全て自分のものになったりといったメリットはあるものの、営業や事務作業などの雑用を全て自分で行わなければならなくなる。
そのため、副業して独立への手応えを感じてから仕事を辞めても遅くはない。