フリーランスという働き方が、就職する以外の働き方の選択肢として注目されている。
フリーランスは自分の好きな職種を選ぶことができるうえ、労働時間や休日も自分のリズムで決めることができる。
さらには長い目で見ると、就職するより経済的に安定するという説もある。
しかし、何事にもメリットとデメリットがあり、一方だけを見ていると大きな落とし穴を見落してしまう。
そこで、フリーランスのメリットとデメリットを、会社員の場合と比較してみた。
フリーランスの最大のメリットと言われているのが、経験を積むほどに収入がアップすることだ。
会社員はいくら経験を積んでも就職後の給料が極端に上がることはほとんどないのに対し、フリーランスは無限に上がる可能性を秘めている。
実際に、わずか数年で数倍から数十倍に収入が増えた人も存在する。
しかし、逆に会社員は給料が極端に下がるリスクがないのに対し、フリーランスは収入がゼロになるリスクもある。
実際に一時的に収入がアップしたものの、あっという間に激減した人や、一度もまとまった収入を得ることなくフリーランスを辞めた人は多い。
もう一つのフリーランスの大きなメリットである労働時間や休日を選べる点に関しては、安定した収入があって初めて得られるものだ。
フリーランスで安定した収入が得られるまでには、ある程度の日数がかかる。
その間は、無休のうえ無収入という過酷な状態に陥るリスクがあることを忘れてはならない。